健康管理
感染症による出席停止期間
Ａ.医師が記入した意見書（登園許可証明書・診断書）が必要な感染症
| 病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
|---|---|---|
| 麻しん（はしか） | 発症1日前から発しん出現後4日後まで | 解熱後3日を経過し、咳・発しんが軽快してから |
| インフルエンザ | 症状がある期間（発症前24時間から発症後3日程度までが最も感染力が強い） | 発症後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過してから |
| 風しん | 発しん出現の7日前から出現後7日間位 | 発しんが消失してから |
| 水痘（水ぼうそう） 帯状疱疹 |
発しん出現1~2日前から痂皮形成まで | すべての発しんが痂皮化してから |
| 流行性耳下腺炎（おたふくかぜ） | 発症3日前から耳下腺腫脹後4日 | 耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫脹の発現後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になってから |
| 結核 | - | 医師により感染の恐れがないと認められていること |
| 咽頭結膜熱（プール熱） | 発熱・充血など症状が出現した数日間 | 咽頭及び結膜の発赤が消失後2日経過してから |
| 流行性角結膜炎 | 充血・眼脂など症状が出現した数日間 | 眼の充血、異物感が等結膜炎の症状が消失していること |
| 百日咳 | 抗菌薬を使用しない場合、咳出現後3週間を経過するまで | 特有の「咳」が消失していること。または5日間の適正な抗菌薬による治療が終了していること |
| 腸管出血性大腸菌感染症（O157など） | - | 医師により感染の恐れがないと認められていること |
| 侵襲性髄膜炎菌感染症（髄膜炎菌性髄膜炎） | - | 医師により感染の恐れがないと認められていること |
| 溶連菌感染症 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日 | 主要症状が消失していること。または抗菌薬の内服後24~48時間が経過していること |
Ｂ.医師の診断を受け、保育園に報告が必要な感染症
| 病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
|---|---|---|
| マイコプラズマ肺炎 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間 | 発熱や激しい咳が治まっていること |
| 手足口病 | 手足や口腔内に水疱、潰瘍が発症した数日間 | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
| 伝染性紅斑（りんご病） | 発しん出現前の1週間 | 全身状態が良いこと |
| 感染性胃腸炎（ノロ・ロタ・アデノウイルスなど） | 症状のある間と、症状消失後1週間（量は減少していくが数週間ウイルスを排泄しているので注意が必要） | 嘔吐・下痢などの症状が治まり、普段の食事がとれること |
| ヘルパンギーナ | 急性期の数日間（便の中に1ヶ月程度ウイルスを排泄しているので注意が必要） | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
| RSウイルス | 呼吸器症状のある間 | 呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと |
| 突発性発しん | - | 解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと |
| 伝染性膿痂しん（とびひ） | 湿潤な発しんがある間 | 病変部を外用薬で処置し、ガーゼ等で覆うこと |
| 伝染性軟属腫（水いぼ） | - | 接触で感染する可能性があるので衣類等で覆うこと |
| 頭じらみ症 | 発症から駆除開始し数日間 | みつかったらすぐに駆除を開始する |
| 新型コロナウイルス感染症 | 発症の2日前から発症後10日程度（発症後5日以降は感染力が低下する） | 発症後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過していること |
